パーキンソン病での薬物療法

薬物療法は、パーキンソン病症状に応じて複数の薬を組み合わせて服用する事です。

ご存じの通り、PDはドーパミンが減少する事でおこる問題ですよね。それであれば、ドーパミンの薬を取ればいいじゃないか?!と思われた方、そうなんで。理想はそう出来たら良いのですが、残念ながらドーパミンを直接飲んでも脳に届かない。物質が大きいため脳の血管を通れない。

そこで開発されたのが、ドーパミンを脳内で作る事が出来るL-dopa(エルドーパ)という薬。

 

L-dopaを取ることで劇的に動きが良くなります。とても効果的な薬ですが一つ問題が出てくるとするならば、長期服用での副作用により身体が勝手に動く「ジスキネジア」が出てくるようになります。そこを解決する為に他の薬と飲み合わせたりすることで、なるべくL-dopaの副作用を軽減する努力をしている薬、ドーパミン受容体刺激薬が有効になってきます。その薬はドーパミンそのものに変わるわけではなく、脳の中でドーパミンと同じ働きをする薬です。

 

 症状に合わせて、この2つを組み合わせたり、単独で利用したりと変えています。

 

 

飲み薬以外でも、自分で注射するタイプ貼り薬も登場しています。

状態に合わせて使用する事で、効果をより長くコントロールする事が出来るようになっています。

薬のタイプ

内服薬の説明

日本で主に使われている薬をグループ分けし、簡単に説明しています。もちろん、詳しい事や相談は主治医の先生とお願いします。

その他の薬物療法

日本で主に使われている内服薬以外での、パーキンソン病に関する薬の説明を行っています。


その他の治療法

日本で主に使われている内服薬以外での、パーキンソン病に関する治療法の説明を行っています。

東洋医学的アプローチ

針や漢方といった東洋医学的な治療をされている方も大勢いらっしゃいます。